解析 - イーモバイル vs UQ WiMAX 遅延比較

TCP SYN RTTの大きさに従って並べた結果です。UQ WiMAXのグラフは縦軸が対数目盛なので注意してください。

イーモバイルの結果を見るとPing RTTとTCP SYN RTTには相関傾向が見られます。恐ろしいことに90%近いTCPパケットの遅延が1秒を越えています。これでTCP性能を期待するのは無理と考えられます。この測定では100msを下回るTCP SYN RTTが全体の2%程度でした。条件が良ければ50ms程度のRTTもあるのですが、98%そのようなことはありません。

UQ WiMAXでは90%のTCPパケットの遅延が200ms以下となっており、UQ WiMAXイーモバイルに比べて5-10倍性能が良いことが判ります。TCPパケットよりもICMPパケットが差別されるのはユーザにとって望ましいことです。